流体全般

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非等温条件で計算するとすぐに発散する

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      等温で計算可能なモデルの場合、計算開始時の急激な温度変化が発散の原因です。 第一の対処法としては、Interpolationで温度のみを高次要素に変更し計算方法や、 Convergence strategy 機能のConvergence strategy for thermal flow※ を設定する方法が考えられます。  ※Convergence strategy for thermal flow は、温度変化や粘度変化が起こりにくい条件からによる計算を開始します。 ・Interpolationの変更方法  0. mshファイルとdatファイルを読込みます  1. 変更する “Task” をクリック  2. 変更する “Sub-task” をクリック  3. Interpolationをクリック  4. ここで高次のInterporationに変える事ができます。  2Dのデフォルトは、Quadratic element for temperatureで4×4 element for temperatureまで選べます。  3Dのデフォルトは、Linear element for temperatureで2×2 element for temperatureまで選べます。 ・Convergence strategy for thermal flowの設定方法 ->F.E.M. Task 1 ->Numerical parameter ->Enable convergence strategy for thermal flow  また、Save and exit後のconvergence strategyメニューからも設定可能です。 Convergence strategyで対処できない場合は、急激な温度変化が起こらないようなエボリューションを設定すれば計算が可能になる場合があります。 注意)エボリューション設定するときは、Convergence strategiesを設定しないでください。(Interpolationは問題ありません) ・エボリューションによる設定方法  等温条件から計算は開始できるようにエボリューションを設定します。 -温度境界条件(1)  熱伝達係数を使用している場合、熱伝達係数又は参照温度にエボリューションを設定します。  -熱伝達係数が60(W/(m^2・K))の場合  0. Flux density imposed をクリック  1.EVOLボタンをクリック  2. alpaに”1″を設定しOKをクリック  3.f(s)=ramp functionを選択  4.Modify the value of a に “0”  5.Modify the value of b に “1”  6.Modify the value of c に “1”  7.Modify the value of d に “60”  8.Upper level menuをクリック  9.EVOLボタンをクリックして終了です。  -流入温度が200℃で参照温度が50℃の場合  0.Flux density imposed をクリック  1.EVOLボタンをクリック  2.Talpaに”1″を設定しOKをクリック  3.f(s)=ramp functionを選択  4.Modify the value of a に “0”  5.Modify the value of b に “200”  6.Modify the value of c に “1”  7.Modify the value of d に “50”  8.Upper level menuをクリック  9.EVOLボタンをクリックして終了です。 -温度境界条件(2)  流体が接する壁面温度が(温調などで)決まっている場合、壁面温度にエボリューションを設定します。  -流入温度が200℃で壁面温度が100℃の場合  0.Temperature imposed をクリック   1.EVOLボタンをクリック   2.Constantに”1″を設定しOKをクリック   3.f(s)=ramp functionを選択   4.Modify the value of a に “0”   5.Modify the value of b に “200”   6.Modify the value of c に “1”   7.Modify the value of d に “100”   8.Upper level menuをクリック   9.EVOLボタンをクリックして終了です。 ※上記の設定は、エボリューション”s”がデフォルトの0→1に変わる設定です。 エボリューション設定でも計算が進まない場合は、フィッティングした非等温粘度モデルと解析条件の温度範囲が、計算出来ない条件になっている可能性があります。 フィッティングした非等温粘度モデル式に解析範囲の温度を入力し、非等温粘度モデルの値が不自然な値になっていないか確認してください。