混相流

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粒子のストリーム数と粒子の強さ(定常計算)

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      粒子の噴射設定で、粒子のストリーム数(partivcle stream)を指定しますが、粒子のストリーム数は実際の粒子数と同じではありません。 粒子の強さ(strength)は粒子数で表した流量で、単位時間当たりの粒子数で定義します。 単位時間当たりの粒子数は、パネルから入力した粒子の質量流量と粒子の密度および粒子径から計算できます。  ⇒1個当たりの粒子の質量=ρp×π×d^3/6 [kg] (ρp:粒子密度[kg/m^3]、d:粒子径[m]、球として計算)  ⇒単位時間当たりの粒子数=粒子の質量流量[kg/s]/1個当たりの粒子の質量[kg] 粒子のストリーム数と粒子の強さから、1粒子ストリームで代表する粒子数がわかります。  ⇒1粒子ストリームあたりの粒子数=粒子の強さ/粒子のストリーム数 粒子相と連続相との連成計算を行う場合、連続相への粒子の影響として、連続相に運動量(質量、エネルギー)のソース項を加えます。このとき、粒子の強さを使用するため、粒子の質量流量を入力する必要があります。 UDFでDPMをカスタマイズするとき、特に粒子の強さを注意する必要があります。 DEFINE_DPM_SOURCE()マクロでは粒子の強さ”strength”は引数の中に含まれているため、連続相へのソース項を計算するとき、strengthを直接使用することができます。 その他のマクロでは引数の中にstrengthがありません。そのため、粒子の強さを考慮しなければならない場合は、粒子の質量流量と粒子の質量から計算します。  ⇒  定常計算:  strength= P_FLOW_RATE(p)/P_INIT_MASS(p) ここで、  P_FLOW_RATE(p):ストリーム中の粒子の質量流量[kg/s]  P_INIT_MASS(p):初期の粒子質量[kg] また、乱流分散で、確率論的トラッキングを用いる場合、指定した代表個数(Number of Tries)で割る必要があります。  ⇒strength=strength/ntries ここで、  Ntries:Number of Tries