流体全般

流体全般

固有値の出力と主応力の取り扱いについて

    • FAQFAQ
      Participant

      Polyflowでは応力テンソルの固有値の出力が可能です。 ここではPolyflowが出力する固有値から厳密な主応力を作成する方法について説明しています。 1. POLYDATAにおける固有値の出力設定 Main menu > F.E.M. Task 1 > Create a sub-task [いいえ] > Postprocessor [OK] > Inelastic stress tensor(粘性流体の場合) > Total extra-stress tensor(粘弾性流体の場合) > Enabel evaluation of tensor eigenvalues(固有値の出力オプション) 2. 出力される固有値変数 Polyflowは下記3つの固有値を出力します。(厳密には異なる可能性があるものの)これらは最大/最小/中間主応力の近似値として取り扱うことができます。 ・EIGENV_1(≒最大主応力) ・EIGENV_2(≒最小主応力) ・EIGENV_3(≒中間主応力) 3. 厳密な主応力グループの作成 上記3つの固有値は”大きさ”でソートされていないため、厳密には(最大/最小/中間)の各主応力にグループ化されていない状態です。そこで厳密な主応力を作成するには CFD-Postの Expressionで要素毎に固有値の(最大/最小/中間)を抜き出してグループ化する操作が必要になります。下記は Expressionの記述例です。 ・最大主応力(MAXPS):max(EIGENV_1,max(EIGENV_2,EIGENV_3) ) ・最小主応力(MINPS):min(EIGENV_1,min(EIGENV_2,EIGENV_3) ) ・中間主応力(INTPS):(EIGENV_1+EIGENV_2+EIGENV_3)-MINPS-MAXPS